トップ  >  オリジナル小説  >  いちご(散文)

いちご(散文)

2012年03月17日

縁側でいちごを食べてたあたしに
弟が小さな声で言った

かわいいよなって

えって聞き返したら
器からひとついちごをつまんで食べた
いちごって小さくてかわいいって言ったの
赤い顔を隠すように
早足で階段の方へ歩き出した

彼は恋をしてるんだ

そう気がついて、嬉しいような少し寂しいような
ふわふわしたくすぐったさを隠すように
もうひとついちごを食べた
甘さの後にすっぱさが口に広がる

それは恋の味

スポンサーサイト

僕等の未来(小説) | トップページへ戻る | 幸せについて(小説)

このページのトップに戻る

コメント

名前
題名
メールアドレス
WEBサイト
 
コメント
パスワード
  管理者にだけ表示を許可する

このページのトップに戻る

トラックバック

このページのトップに戻る