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ヒカリ(散文)

2012年03月23日

オレの望んだ世界。
オレ以外誰もいない世界。
オレだけが存在する世界。

この世界で生命を謳歌する・・・
果てしなく広がるこの世界に生を求め続けて?

意味もなく、ただおかしかった。
手に入れたかったものをやっと手に入れて
オレはただ絶望してるなんて。
オレはバカだ。底抜けにバカだ。
今になって涙が出るなんて。

ただひたすら哀しい夢を見た。
目が覚めて、自分が泣いてる事に気がついた。
今となってはどんな夢だったかよく思い出せない。
刹那的な想いがオレの心を占めている。
カーテンの隙間から見える空はまだ暗くて、
静かな部屋に彼女の規則正しい寝息だけが響いていた。
彼女の存在が今見た夢のように消えてしまいそうで、
無意識に手を握った。
手に伝わる温かさが彼女の存在を肯定している。
もう大丈夫だと言われてる気がして、
オレは小さく笑った。
そしてまた目を閉じる。
彼女の温かさを感じながら。

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