トップ  >  オリジナル小説  >  オリジナル散文集

オリジナル散文集

2012年03月23日

夢にみる夢

17歳。高校2年生
隣の席
同じ部活
クラスで気の合う仲間と行った初夏の海
好きな音楽
図書館で借りた本
昨日見たドラマ
返されたテストの点数

数えたらキリがない程の思い出たち
好きになるのに理由なんてなかった
彼がいて、あたしがいて。ただそれだけで
ずっと続くものだと、終わりなど考えもしなかった
彼とあたしの2人で完結した小さな世界
ただそれだけで何もいらなかった
あたしが望んだたった一つの世界
それを手にするのは過ぎた願いだったのでしょうか?


ただ偶然でも

人はさ、どうして「好き」なんて感情があるの?

ねぇ、あたしあなたと本音で話したことなんてないわ
それなのにあたしが好き?
どこが?
そんなの信じられる訳ないじゃない
それは恋じゃない。錯覚よ
ねぇ、いい加減考え直した?

何が?

何がって、あの・・・・・

ああ、僕が君を好きだって事

・・・そうね。もう少しマシな言い方ないかしら

そう?だってそれが全てで、それだけだし

あたし言ったわ。錯覚だって
ねぇ、笑わないでくれる?

笑ってないよ。少し悲しいだけ

悲しい?

そう悲しい。だってさ、何を言ったら君は信じてくれる?
目に見えない気持ちってやつを


恋なるもの

恋でも愛でもいい、僕には関係ないから
失うのが恐いから
恋も愛もしない
いや、違うのか。本当は自分の気持ちがなくなるのが恐いのか
好きだった気持ちがなくなってしまうのが
気持ちは永遠には続かないから
たぶん、きっとそうなのだろう
好きだという気持ちがなくなるのが恐いから、恋も愛もしない僕は
卑怯なのでしょうか?


曲がり角

この曲がり角を曲がったら分かれ道
そこで「ばいばい。またね。」を言ってお互いの家へと帰ってゆく
あたしはあと何回その言葉を言えるのだろう
もう子供じゃないから、この日常が永遠じゃない事ぐらい知っている
だからあたしは数える
あと何回彼にその言葉を言えるかを


世界の果てで

たまたまつけたチャンネルで、どこかの国の「戦争」が映し出される
どこか作り物のような、本当の映像
僕にとっては何気なく過ぎる1日なのに、ここではないどこかでは
「戦争」が行われてるらしい
法律じゃ人を殺すのは許されざる罪と謳っているのに、「戦争」では
人を殺すのは罪ではないらしい
矛盾だらけの現実
答えのない真実
僕はそっとテレビの電源を切る
できればそこに映し出されていた「戦争」も消えてしまえばと願いながら


Paradise

人を殺したり、人に殺されたり
それだけが広がるこの世界はいつだってシンプルだ
生きるためにすることはただ一つ
死ぬためには動きを止めればそれでいい
けど、いつだって僕は考えている
僕の生きる理由を
この愚かしい世界に生き続ける理由を

たくさんの死の上に生きてる僕は天国には行けないそうだ
それはこの世界で生きてる人も皆同じで
それなら行き着く先は皆揃って地獄ってわけで
えらく『神様』に嫌われたものだ
ま、死んだ後に救われようなんてあまりに可笑しくて笑えないか


神様に

生まれた時には既に廃墟だった
戦局は混迷を極め、もはや誰が敵だったのか、何と戦っているのか
いや、もうそんなもんに意味はないのか
ただ生きるために戦い、たくさんの死の中でだけ生を感じる
それだけだ
その中で15年も生きた僕は果たして運がいいのか、悪いのか
いつか神様なんてものに会ったら聞いてみたい
そんなことを思いながら今日も生きてゆく


さようなら

そうやってあと何日って指折り数えて過ごすのは苦手なんだ
あと何日一緒にいられるって、期待ばかりしてしまうから
だからさようなら
笑っちゃうぐらい単純で、バカな理由にあなたは笑うのだろうか
それとも怒るだろうか
でもどうか哀しむことはありませんように
あなたが哀しむことだけはありませんように


レコード

愛とか恋とか、そういう気持ちは正直まだわかならい
ただ鈍いだけなのか、それともそういった機能が欠けているのか
そんなのこと考えるほど暇でもないし、興味もないけど
でもさ、このどうしようもない気持ちは否定しないことにしたんだ
だってさ運命でも偶然でも、こうなることは決まってたんでしょ?
君を中心に回り始めた世界ってのも悪くはないし、ね


鍵をかけて

「子供」の頃はね、ドキドキする恋に夢中になった
心が落ち着かなくて、くすぐったいような、時に切なくなるような
そんな恋
それが全てだと思ってた

彼と出会って私は違う恋を知った
穏やかで、愛しいという恋
あぁ、私はこんなにも優しく笑えるのだと知った
名前を呼んで、名前を呼ばれて
そんな日常的な些細な事が幸せだった

私は彼を知って、恋を知ったの
後悔はない
短い間だったけど、私はこれから手にするどの幸せよりも幸せを手
に入れたから
たぶん恋はこれが最後だとしても


彼とあたしと

誰もいない1人だけの部屋は、彼がもういない事を思い知るには充分で。
絶対泣くって思ってたけど、結構大丈夫な自分がいて。
なんだか少し笑っちゃった。


あなたが

あなたが私に求めているもの
好きという言葉ではなく、ましてや恋とか愛の気持ちでもなくて
例えばそれは子供が親に求める絶対の愛情
自分だけに与えられる見返りのないものだけ
あなたが私に求めているものはそれだけなのに
それでも私はあなたを・・・・


だけど

なんとなくだけど、俺あのこ苦手
いつも笑ってるけどさ、要領悪いんじゃないの?
それ都合良く使われてんだよ
なのに笑顔で引き受けたりしてさ
つうか、そんな泣き笑いみたいな顔そんなやつらの前ですんなよ
あぁ、ホント嫌いだよ


この笑顔で

この世の中には手に入れてはいけないものがある
例えば『彼』
俺は男で、彼も男。理由はそれが全てで、ただそれだけ
けど何事にも代えられない事
別に俺は男が好きな訳じゃないよ?
現に彼女だっているし。好き好んで野郎の裸なんてみたくもないし
だけどさ、『彼』だけは別なんだ
ただの憧れなのか、子供の様な独占欲なのか、そんなのはわかんないけど
叫びたくなるような、心が苦しくて泣きたくなるようなそんな気持ちを持った
のは『彼』が初めてで、たぶん最後なんだと思う


My Life

宗教に入らないか?
はは、可笑しなコト言うね。
僕は神様なんて信じないよ。
ばちあたりで結構。
だってさぁ、こんな世の中で一体何を信じろと言うの?
だから神様?
あぁ、全く何て笑わせてくれるんだ。
神様は助け合いなさいとか、慈しみなさいとかもっともらしい事言うみたいだ
けどさ、その神様を巡って一体いくつの争いが起こった?
それでも信じるものは救われる?
なんてばかばかしい言葉。
死んで救われても意味なんかないじゃない。
地獄行きだって?
ありがたいねぇ。そんなに差別が好きな神様に見放されるなんて。
何たる幸運。
そんなすごい顔で睨まなくてもいいじゃない?
あぁ、でもさその方がすごくいいよ。
さっきまでの取り澄ました顔よりもね。
ねぇ、そんなもんに縋るよりさもっと生に足掻いてみない?
自分の手の届くだけの小さな世界から抜け出してさ。


願い

ねぇ、その命いらないんでしょ?
ならぼくに頂戴よ。
ぼくはまだ生きたいの。あんたはもう死んでもいいんでしょ?
なら利害が一致したじゃない?
これで公平でしょ。
ねぇ、神様でも悪魔でもどっちでもいいからさ、この取引成立させてよ。


愛を

恋だ愛だって、なんでそんなクダラナイ話題で毎日盛り上がってんのよ。

あー、あんたってそうゆうの冷めてるよね。

はぁ、なんだってそんなもんに毎日毎日一喜一憂できるわけ?

まぁさ、あんたもあたしもそうゆうもんの上に成り立ってるわけだし?

なにそれ。

だからさ愛の結果でうちらがいるわけだし。

ちょっとソレ聞いてるだけで恥ずかしいんですけど。

まぁまぁ。でね、うちの親も同じで、その前のじいちゃんとばあちゃんもで
それがどんどん遡って、気が遠くなるような昔の人類誕生って瞬間からね愛
が始まっちゃってるわけよ
言い換えれば愛で繋がっちゃてるわけ、人類誕生から今のうちらまで
そう考えると愛って壮大な物語なのよ

なんかわかったような全然意味わかんないような話なんですけど

ようするに愛するように出来てるってことよ


日常

好きにすればいいよ
こんなに平和に満ちた世界でも、いつ死ぬかわからないんだから
将来のためって我慢して我慢して、欲しい物も得られずに死んだら幽霊にでも
なるつもり?
ばかばかしくて笑えないわ


永遠

「ずっと一緒にいましょう。死ぬその瞬間まで」
一緒にいること自体に異論はないから頷いた
この先どうなるかなんて分からない
例え儚い約束だとしても
約束するだけで安心したんだ
いつかそうなれるかもしれないと、夢見ていられそうだから


別のものならば

もしも君と共有するのが闇ではなく
なにかもっと別のものならば
あるいは、また・・・・


この世のこと

TVをつければそこに「戦争」が広がっている。
やむことのない砲弾と、その中で身を寄せ合って生きている人達。
リアリティのないその映像は、なぜか心に残る。

人はどうして「戦争」をするのか。
よく耳にする言葉だが、明確な答えはまだない。
答えを探しては、また繰り返される。

戦争をしている人達と、それを見るだけの人達。
どちらが本当の「悪」なのでしょうか
「悪」以外のものなんてはじめからあるのでしょうか。


恋ならば

好きで、好きで、好きすぎて、どうしていいか分からないよ。
こんな風に思う僕は異常なんでしょうか。
そう思うとこの気持ちは君に伝えられなくて。
でも伝えたくて。
ぐるぐると回る想いだけが、今日も蓄積されていく。

神様、いつかこの想いがなくなる日はくるのでしょうか?

スポンサーサイト

フレッツ光とフレッツADSLの料金比較 | トップページへ戻る | ふたり(散文)

このページのトップに戻る

コメント

名前
題名
メールアドレス
WEBサイト
 
コメント
パスワード
  管理者にだけ表示を許可する

このページのトップに戻る

トラックバック

このページのトップに戻る